寄稿:東京都在住 高田朝美さん(56歳)
更年期を自覚したのは52歳頃からの2年間。症状はホットフラッシュ。
電車の中や就寝中、ネイル中など、時間も場所も選ばず突然起こる症状に驚きました。しかし、ホットフラッシュも今では収まり、他の症状もこれといってなかったので、いつの間にか更年期症状が終わっていました。
対応策
フィットネスインストラクターとして定期的に身体を動かしていました。有酸素運動やコンディショニングストレッチ、筋力トレーニングなど「軽く汗を流す」「代謝を上げる」事で、症状が軽く済んだのではないかと実感しています。
また、自分では分からない年齢による大人女子の体臭の変化も私には無いと、娘や彼に言われました。
私は運動指導者としてオリジナルのコンディショニングストレッチを考案し、指導や育成なども行っています。このストレッチは肋骨と肩甲骨と骨盤にアプローチし、深い呼吸で体幹部を積極的に動かすプログラムです。
私自身が更年期症状を自覚してから内容をカスタマイズし、より大人の女性に効くプログラムに近づいたと思っています。
1.深い呼吸を行う事で自律神経を整える効果
2.肩甲骨、骨盤を動かす事で更年期症状に表れやすい肩こりや腰痛の予防効果
3.インナーユニットの強化と軽い有酸素運動で代謝アップ効果
4.身体が硬い、運動に慣れてない方でもできる動きで効率的に身体を動かす効果
などが、期待できます。
また、80~90年代の曲やポップな明るい曲に合わせて身体を動かすのも、気分が上がり爽快な気分になります。実際、多くの受講者の方は終了後に表情も声のトーンも明るくなられます。
更年期に悩む方へのアドバイス
身体を動かすと交感神経が活発になり物事を前向きにとらえやすくなると言われています。
また、ドーパミン、セロトニンなどの分泌による作用で高揚感や心身の安定効果もあるそうです。
心身ともに健康改善効果が期待できるので、運動が苦手な方は軽いストレッチやウォーキングなどから始めてみると良いと思います。
私は子供の独立と更年期症状が重なった時期にフィットネスプロデュースの個人事務所を立ち上げ、経営や事務作業など、日々新しいことに挑戦をしていました。
この前向きな忙しさが寂しい気持ちや身体の変化に対する不安感を和らげてくれたのではないかと思っています。
症状が辛くなければ、習い事や勉強など、何か新しいことを初めてみるのも良いかもしれません。
ご自身に合った解消法を見つけて「大人ベテラン女子」を楽しんでいけるよう、無理をせずにマイペースで頑張ってください!
高田朝美さん Profile
フィットネスプロデュース・Round FIT代表 指導歴36年
公益社団法人 日本フィットネス協会JAFA GFIディレクター、エグザミナー
公益財団法人 日本スポーツ協会 クラブアシスタントマネージャー
「ヘルシーにゴージャスに元気な大人を増やす!」をモットーに活動中
高田朝美さんのインスタグラム|ツイッター
フィットネスプロデュースRound FIT・ラウンドフィット代表の高田朝美です。公益社団法人日本フィットネス協会ディレク…
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また「更年期障害」は人によってそれぞれ症状と対応が異なると言われておりますので、あくまで参照資料としてお読みいただくようお願い申し上げます。