私の更年期障害|45歳でめまい、49歳で動悸発作、50歳でピークを経験し53歳で不調が軽減(坂下奈々さん)

寄稿:神奈川県在住 坂下奈々さん(54歳)

これは忘れもしない出来事でした。

今から約9年前、私が45歳の時です。

母と訪れた京都の二条城を散策中、突然地震と間違えるようなめまいを感じました。

今、地震あったよね?と母に尋ねましたが「何を言っているの?地震なんてないわょ!」と笑われましたが、涼しい時期なのにやたらと身体が火照るような熱さも感じましたが、地震と間違えたふわふわ感も治まり、その後すっかりその体験を忘れて過ごしていました。

仕事に追われながら充実した日々を送っていましたがその数年後、確か47、8歳の時にまたあのふわふわ感と真冬なのに衣類を脱ぎ捨てたくなるような火照りを感じました。頭痛や肩こり、気分が沈む、今までに無い不調が増えてきました。

気分が安定しない
感情に波がある

それは不定愁訴、という更年期障害の中でも極めて判断しやすく、誤診されやすい症状なのです。

誤診についてですが、不定愁訴という症状は傍目からみると、うつ病や気分障害にとても良く似ているからだと思います。

なので大半の方はメンタルクリニックか婦人科か迷ってしまいます。

わたしもそうでしたが、どちらに行けば良いのかとても判断しづらいのです。

日本は外国のようにメンタルクリニックへ行くということがまだまだオープンではないので
なかなか人には伝えにくいデリケートな問題として孤独感や焦り、不安が募ります。

私は更年期症状が早くから出ている方だと自覚していました。

更年期高血圧 コレステロール値の上昇

健康診断でも気になる箇所が増えました。

自分の生業であるよもぎ蒸しは、子宮、女性ホルモンバランスを整える民間療法なのですが、毎日1人で平均12名様を迎えていた多忙なサロンだった事や、シングルマザーで年頃の娘や息子もいたのでがむしゃらに働いていました。

夜はクタクタで自分が蒸される時間なんて全く無かったので男性ホルモンの方が優位になっていた感じでした。

そしてサロンも8年目を迎える頃、とうとう限界が来てしまいました。

多忙やストレスにより高血圧症状が悪化し、食事や運動でコントロール出来ない為、投薬治療を勧められました。

仕事量を減らすよう、主治医からも指導されましたが予約が増え続ける嬉しさから、かなり身体も心も無理をしていました。

その頃今の主人と交際をして3年目になっていて、よく愚痴や泣き言を聴いてもらっていましたがある夜、よもぎ蒸しのマントを干しながら夜空の星を眺めていたら私は何故こんなにクタクタになるまで毎日働いているんだろう?

お客様の笑顔の為
子供たちの為

そう言い聞かせて、身体と心に鞭を打ってまでよもぎ蒸しをやる事が幸せなのだろうか?と思い、突然ベランダで号泣してしまいました。その時は8年分泣いた気がします。

週末、今の主人とのデートの際も疲れて起きれない、と言うと自宅まで来てくれ、ベランダ号泣事件や身体の不調が続くことの不安や焦りを話しました。

もう限界かも知れない
大好きなよもぎ蒸しも
サロンも辞めたい

そう彼に伝えた時に「専業主婦になりたいとずっと言ってたよね?サロンを辞めて専業主婦になる?」という意味がプロポーズだと分かりませんでしたが、彼は私の更年期症状や体力気力の限界をとっくに見極めていました。

それなので全く動じずに受け入れてくれました。そして何よりも大切なお客様と家族、仲間に閉店、再婚、引っ越しを伝えました。

2018年の2月に閉店と再婚、引っ越しをしたのが49歳の時でした。

横浜から海老名市に移り住み、新しい暮らしをスタートして半年程した頃、突然の動悸発作が私の生活を一転させました。

主人が会社へ行った後、掃除、洗濯をしようとしてると突然、奥歯に滲みる痛みのような不快な症状が現れ、そのあと口から心臓が飛び出してしまうような激しい動悸に襲われ、あまりの恐怖で体が震えうずくまる、立てない、そんな症状が3日に一度あり、市民病院や大学病院で検査を受けましたがどこに行っても心臓は異常無し、原因不明、と言われるだけでした。

そしてとうとう出先のスーパーや駅のホームでも動悸発作を起こしてから、外出が怖くて新婚早々、毎日家に引きこもる生活になってしまいました。

引きこもり生活を余儀無くされた私は、布団の中でスマホを見ながら更年期障害の症状を片っ端から調査。

心臓病では無いのならば何故こんなふうになっているのか?

更年期障害で自殺を考えてしまったという女優の木の実ナナさん、原日出子さんのことも調べて、もしかして自分は更年期障害によるホルモンバランスの変化、不定愁訴によるうつ病に似ている自律神経の不調なのか?と感じましたが確信が持てず…。

婦人科で子宮頚がん検査を受ける機会があったので、ついでに更年期障害のことも相談してみることにしました。

そして最後にもう一度、心臓の検査を受けるために循環器内科の個人病院を訪ねました。

この病院の院長が私の救い主となり、引きこもり生活が終わりよもぎ蒸しサロン復帰、へと繋がるなんてその時は夢にも思いませんでした。

この院長はとても気さくな方で私の診断書を見ながらいきなり、貴女の心臓は綺麗でどこにも異常は無いよと。

そして「何件も病院で検査して見つけてもらえなかった病気の名前はね、自律神経失調症だよ!更年期障害の検査したことある?」

と、少し笑いながらキョトンとしている私を見て、そう言いました。

さらに「貴女、ここ数ヶ月で生活の変化あった?」

と聞くので、自営を辞めて再婚と引っ越しをして海老名市に来ましたと、ありのまま話したら
「あーそれだそれ!いきなり2月に全部やったの?そりゃ貴女じゃなくてもぶっ壊れるょ!」

「明日にでも産婦人科で更年期障害の検査して見ればハッキリ分かるよ。もう大丈夫ですよ」
「貴女の動悸発作やうつ病は更年期障害の重い症状だから治療すること、それとね、また横浜に帰って貴女は仕事した方が良いよ」

そう言われて私は先生のおっしゃる通り、翌日、婦人科へ行き、更年期障害の検査をしてもらいました。1週間後の検査結果驚愕の事実を知る事に…。

私の女性ホルモンは、成人女性の大半は80から100だとして更年期世代の最低数値が20だとするとなんと、私は5…。

「これは男性ホルモンの方が優位になり女性ホルモンが枯渇していて日常生活に支障をきたすレベルですね、今までずいぶん辛かったでしょう?」

と先生に言われて恥ずかしいのですがわんわん泣いてしまいました。

主人に、循環器内科院長が燃え尽き症候群になっている原因である、よもぎ蒸しの仕事を再開してまた横浜に戻ったほうが良いとおっしゃった事を伝えました。

引っ越したばかりだったので出費もかさむため、私は躊躇していましたが主人は私の動悸発作やうつ病の再発を考えたらお金よりもまずは健康な身体と心を最優先しようと言ってくれたので、早速物件探しを開始。

婦人科でもホルモン補充療法という枯渇しているエストロゲン補充テープをお腹に貼る、飲み薬での治療を始めました。

そして数ヶ月後、この横浜二俣川に戻る事ができ、よもぎ蒸しサロンナティエルを再開してから2年半。

おかげさまで自律神経失調症による動悸発作やめまい、不定愁訴はどんどん軽減しています。

更年期に悩む方へのアドバイス

50歳で更年期障害のピークを経験し、53歳で不調が軽減され快適な日々を送れている事を同じアラフィフ世代のお客様にお伝えしています。

更年期障害を放置していると、人によっては心身を蝕んで日常生活を送ることが困難になる方もいるので、私は婦人科での更年期検査を必ずオススメしています。

メンタルクリニックと婦人科をはしごしている方やどちらに行って検査したら良いのかわからない時はまず、婦人科でホルモン数値を調べてもらえば一発で分かります。

女性ホルモンを増やすと言われる豆乳やざくろを毎日飲んでもさほど変容しません笑

医療と民間療法を合わせて更年期障害を緩和する事をオススメしています。

今は私もおかげさまでお仕事も体調も順調です♪
女性ホルモンのバランスを整えることや補充することで生活の質が上がると思います♪

私のとても辛かった経験がどなたかのお役に立てたら幸いです。

坂下奈々さん Profile
神奈川県横浜市旭区二俣川にある日本式漢方よもぎ蒸しサロン「natieru(ナティエル)」のオーナーセラピスト
坂下奈々さんのインスタグラム

横浜の旭区、二俣川にて漢方よもぎ蒸し専門サロンを営んでいるオーナーセラピストのナナです(^^)純国産無農薬よもぎと漢方薬…

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