“きものファン作りの人” 和装家®第60号の志村晶子さんは広島市在住で名古屋市出身

志村晶子

2022年9月2日にご紹介させていただくのは、広島県にお住まいの志村晶子(しむら あきこ)さんです。

晶子さんは平日は会社員として働きながら、休日は趣味である「自分で着物を着ること」を楽しんでいらっしゃる“きものファン作りの人”。

趣味が高じて、今現在では全国に3000名近くの方が登録している和装家®の第60号としても活動されており、つい先日も帝国ホテル東京にて開催された「きものブリリアンツ全国大会2022(主催:日本和装)」に参加されたばかり。

着物への愛が尽きない晶子さんに、着物に魅了されたきっかけを含めてその半生を手記にまとめていただきまましたので、ぜひご一読ください。

和装家® 志村晶子

●経歴

和装家(商標登録済)第60号。
きものファン作りの人。

平日は会社員(機械メーカーで経理職)として、そして週末は趣味の「自分で着物を着る」を楽しんでおります。

昭和45年(1970)名古屋生まれ。着物を愛する祖父母・両親・妹との6人家族で育ちました。
父方母方ともに、祖父母の時代から名古屋在住。父方の曽祖父、祖父、父、ともに長男で、躾に厳しい家庭で育ちました。

高校生くらいまで、日没が門限でした。

家族の大反対を押し切って、大学入学をきっかけに広島で一人暮らしを始めました。

山や海に囲まれた広島でセーリングに出会い、ヨットのLaser級世界選手権の出場資格を得た事がきっかけで、そのまま広島で就職結婚。

夫とともに今でも瀬戸内海でセーリングに夢中になっています。

普段は着物、お出かけする時は誂えのワンピース、それが祖母のスタイルでした。

普段から祖母の着物へのこだわりを聞きながらその姿を見て育った私は、幼少の頃の夏祭りの浴衣から始まり、結納で着用する着物まで、着物は「母親に着せてもらうもの」でした。

名古屋人らしく、結婚する際には箪笥に沢山の着物を母親に持たせてもらいましたが、そこから10年以上、箪笥を開けることはありませんでした。

最期まで「名古屋に帰って来い」と言い続けていた父親の介護を終えた私の30代。

何か30代のうちにやり忘れた事はないかと自分の人生を振り返った時に、はじめて箪笥を開けました。

譲り受けた母のお気に入りの訪問着にはカビが生えていました。

なんて事をしてしまったの!!と、ショックを受けまして、即、着物着付け教室に申し込みをしました。

着物の畳み方すら知らないので畳紙(着物を包んでいる和紙)ごと箪笥から持ち出し、お教室でバリバリバリと音を立てながら畳紙を開くところからスタートしました。

こうして私は40歳から、自分で着物を着るようになりました。

●これまでの人生の中で最大のピンチは?

それはもちろん、今が1番ピンチでしょう。

例えて言うなら、下りのエスカレーターに乗って必死に駆け上がっている感じです。毎日毎日駆け上がって現状維持、何もしないとズルズルと下がっていきます。

ほら、お肌もそうでしょう?

1990年頃、インターネットが世に出た時、私は20歳の大学生でした。1993年に大学の研究室に新しい仕組みが運ばれてきて、パソコン同士が繋がった時には驚きました。

え?隣のパソコンのデータを引っ張ってきて、こちらのパソコンで計算できてる!凄い!と感じました。

その頃のパソコンは難しい計算式を入力して運用させるという、それが大学の試験だったりした時代でした。

今は指先で画面をタップすれば何でもできる時代です。私たちはそれを「ありがたいと感じる世代」なのです。

今では誰でもインフルエンサーになれる時代、「それがあたり前という世代」に教えてもらいながら、ついていきます。もう必死ですよ(笑)。

●これからの夢&目標

きものファン作りの人として、自分が打ち出している価値に共感してくれる方が集まれる場所を作りたいです。

誰にでもどこかに自分が好きな場所、しっくりくる場所があるはずです。

同じアラフィフ世代の方々が

「着物って良いですよね?」
「これから着物を着てみようかしら?」
「最速でセンス良く着物を着られるようになりたい!どうしたら良い?」

と感じた瞬間に、まず私を思い出してくださるような、そんな存在になりたいですね。


晶子さん、お忙しい中ありがとうございました。

晶子さんから「きものブリリアンツ全国大会2022(主催:日本和装)」に参加された際のお写真を提供していただきましたので、記念に掲載させていただきます。



晶子さんはこの大会の出場者ファイナリストの中から、着姿の美しい人約200名の「ヨシダズプライズ2022」に選出されています。


実際の映像がありますのでご参照ください。動画再生から1分56秒辺りで晶子さんがクレジットされています。

晶子さんは各種SNSでも積極的に情報発信されていますので、こちらも要チェックです。

note(ノート)

和装家(商標登録済) Hiroshima JAPAN🇯🇵 #kimono 👘 #きものファン作りの人 #きもの 茶道 …

人生の最大のピンチは、50代となった今現在で「下りのエスカレーターに乗って必死に駆け上がっている感じ」と言う晶子さん。

でも、そんな必死な思いを全く感じさせない晶子さんの微笑は、これからも多くの人を癒すこと間違いなしと断言して、本日の美人さん紹介とさせていただきます(50s.online編集部)。

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