フラワーアーティストの加藤ひろえさん「花をいけるということは自身と向き合うこと」

加藤ひろえ

2022年10月19日にご紹介させていただくのは、即興で花をいける“ライブ花いけ”で注目されているフラワーアーティストの加藤ひろえさんです。

ひろえさんは千葉県船橋市にあるフラワーアレンジ教室&オーダーメイドアレンジショップ「アトリエル・クール」を拠点に、男性のための花教室や音楽や書とのコラボレーションなど、多方面で活躍されている方。

“花をいけるということは、花と向き合うこと。花を通して世界と向き合うこと。そして自身と向き合うこと”

こんな素敵な言葉をご自身の公式ブログで綴っているひろえさんに、花の世界と出会ったキッカケを含めてその経歴を手記にまとめていただきましたので、ぜひご一読ください。

フラワーアーティスト 加藤ひろえ

長くかかわってきたお花の世界。8年前に音とともに即興で花をいける“ライブ花いけ”の世界に魅了されました。

小さい頃は自然が豊かな環境で、野の花を摘むのが大好きで毎日野山で遊んでました。

小学生の頃は花を摘みながら、普段なら15分ほどの下校に1時間以上かかることもありました。

いける花との最初の出会いは学生時代。

華道部で草月流のいけ方を学ぶところからスタートしました。ただ当時は、先生に言われた通りにいけていただけ。

卒業後は金融業界に就職し、しばらくお花の世界から離れていました。

再び出会ったのは出産後、長女の公園デビューの時です。そこで知り合った友人がフラワーアレンジメントの講師だったのをきっかけに、その世界に足を踏み入れました。

子育ては楽しいけれど、外の世界との交流が少なく息が詰まりがち。

そんなときに思いがけず出会えたお花のひとときは面白く、引きこもりがちだった日々が豊かになりました。

その後、フラワーアレンジメントの講師資格を取得。

お花の豊かさ、楽しさを伝えたいと考え、育児中の母親たちを中心に自宅や近辺のカフェで教室を展開しました。

しかし、続けていくうちに、1つの疑問が生まれてきました。

「アレンジメントの形だけを教えていくことが自分のしたいことだろうか?」

そこから、花屋、ウェディングアトリエ、仲卸などさまざまなところでアルバイトを始め、それぞれの現場によって、花のスタイル、ニーズ、いけ方があることを知ります。

いろいろな現場での経験を重ねながらも、まだ自分のいけたい花には出会えませんでした。

模索を続けていた時に出会ったのが、現在も花いけを師事している花道家のいける花でした。

一輪の花をとことん見つめ、その花の一番魅力的な瞬間を引き出すいけ方が、自分のいけたい姿だと気づいたのです。

花をいける過程、動作にも意味があること。

そして、瞬間の連続でしか成り立たない花いけの世界を切り取って伝えられる花いけライブの活動を開始。

特に即興を得意とする音楽家とのコラボでは、お互いに影響を与え合いながら、1つの世界を作り出していく面白さと魅力があります。

この素晴らしさを多くの人に伝えていくため、ワークショップの活動にも力を入れていきます。

将来は、日本以外の国でもその土地の花を使っていける楽しみを伝えたいと思っています。


ひろえさん、お忙しい中ありがとうございました。

ひろえさんの活動は公式サイトで確認できますので、花の世界に興味がある方はぜひ訪問してみてください。

※画像をタップするとジャンプします。

ひろえさんが【GetWel interview】様でインタビューを受けた動画がこちらになります。

そして、こちらが“ライブ花いけ”のパフォーマンス風景の動画の一つになります。

YouTube

フラワーアーティスト加藤ひろえの動画…

ひろえさんが創り出すアート作品は、ひろえさんのSNSアカウントでも拝見できますので、こちらも要チェックです。

花をいけることで自分と向き合い、そして心癒される美しいアートを世の中に送り出しているひろえさんに敬意を表しながら、これからもひろえさんの動向に注目していきたいと思います(50s.online編集部)。

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フラワーティスト。 いけ込み、舞台装花が得意。レッスンなどの講師活動、オーダーメイドでフラワーアレンジメント、花束の制作…

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