昭和42年生まれの蓮華さんがインスタグラムで自作の詩を公開するきっかけとは?

蓮華

2022年5月18日にご紹介させていただくのは、SNSで自作の詩を公開している関西在住の蓮華(れんげ)さんです。

蓮華さんがSNSアカウントを開設したのが2021年6月21日。それ以来、考えされられる言葉を紡いできていますが、詩を作るきっかけと蓮華さんが歩んできた道のりをぜひとも教えていただきたく手記をお願いいたしました。

蓮華さんの詩作のきっかけとこれからの想い

●経歴

昭和42年(1967)和歌山県和歌山市生まれ。

風光明媚な海辺の町で育ちました。ごく普通の子ども時代です。

大学は、親元を離れて、京都の立命館大学に進学しました。

大学生活は本当に楽しかったです。今でも変わりなく付き合える仲間を得たことは人生の宝物であり、今でも京都は第二の故郷だと思っています。

卒業後は、株式会社リクルートに入社し、広告の営業を担当しました。リクルートはすごく勢いのある会社で、ポジティブの塊みたいな人ばかりでした。在職中は、本当に毎日が目まぐるしく過ぎていきました。

25歳で結婚。退職後は、3人の子育てをしながら、夫が経営する会社を手伝っていました。

昨年、28年間の結婚生活にピリオドを打ち、今現在は、子ども達と一緒に暮らしています。

●人生最大のピンチ

うーん。まさに、「今」ではないかと思います。

先述の通り、昨年春に離婚をしました。離婚直後は気が張ってたこともあり、ただただ日々、無事に終わってくれることに精一杯でしたが、年が明けた頃から、少しずつ心も落ち着いてきて、それと同時に将来に対しての不安感が芽生えてきました。

社会に出たのはわずか2年。元夫の会社の事務作業をしていたとはいえ、定型通りのことしかしていなかったので、自分には何のスキルも無いことに、今更ながら気付いて愕然としたのです。

50s onlineに掲載されておられる方々は、皆さんちゃんとお仕事や資格を持ってキラキラしておられますが、私は本当に何も無くて。

昨年から始めたInstagramでも、たくさんの同年代の女性が生き生きと社会に進出していることに、驚きしかありませんでした。 

人生100年時代、遅まきながら、これからの自分の方向性を真剣に考えるときが来たのだと、ちょっとした崖っぷちに立っている気分です。

●今後の夢や目標

これからの人生、目標を立てないといけないのですが、具体的なものはまだ見えてきていません。

ですが、わからなくて動けない現状でも、必ず何かしらの「学び」があるはずなので、自分としっかり向き合うことにしています。

不安や焦りはありますが、考えてみれば、周りからどんなに恵まれていると思われてる人でも、悩みや課題のない人はいないんですよね。

だったら悩んでもいいじゃないかと。

悩んで迷って、自分の頭で絞り出した結果なら、この先どんなことがあっても自己責任です。
極論かも知れませんが、人間の仕事って、『生まれて、生きて、死ぬ』だけなんです。

自分は何も出来ないと思ってても、ちゃんと生きられてたら、良しとするんです。溺れてるときにジタバタもがいても、余計に沈んでゆくだけですから。

だったら答えが出るまで、ただ浮いていればいいじゃないかと。

私がInstagramで公開している詩は「人生詩」と「恋愛詩」です。

恋愛詩は、頭の中での創作が多いのですが、人生詩のほうは、常に自分に言い聞かせているつもりで書いています。

ありがたいことに、たくさんの感想をいただきます。

同世代の女性の方達が「共感しました」と言ってくださることがとても嬉しく、同時に私から見ればキラキラ輝いているような人でも、自分の人生を自問自答しながら必死で生きてるんだなぁと学ぶことが出来て、あれこれと思い悩むことが怖くなくなりました。皆さんから、日々たくさんの勇気をいただけることがとても幸せです。

人生の半分、自分の気持ちは後回しにしてきました。

子ども達も成長した今、残りの人生は、まず自分自身を労ってあげようと思うのです。誰に褒められなくてもいい、私が納得出来る人生を、ゆっくり探したいのです。

結局、私はこの年になって、また赤ちゃんに戻ったのかもしれません。

だけど、一からまたやり直すのもきっと面白いと思うんです。

ハイハイしながら、探して迷って、また探して、自分の夢や目標が見つかった時、再び自分の脚で立ち上がるその日が来るのを楽しみに、日々を見つめて生きてゆきたいです。


蓮華さん、お忙しい中ありがとうございました。

蓮華さんがご自身を語っているポストがこちらになります。平易な言葉で書かれていますが、その行間からこぼれ落ちる情感は、同世代の心に響くこと間違いありません。

そして、詩の合間に披露してくれる蓮華さんの姿も実にチャーミングですので、蓮華さんのアカウントは要チェックだと強調しておきます。

蓮華さんからいただいた文章ですが、編集部で手を入れたのは句読点だけという完璧な内容でした。

リクルートで広告の営業をされていたとのことですが、広告制作の配属でもよかったのではないかと、当編集部にいる元リクルートの編集者が絶賛しております。

そんな蓮華さんのこれからの詩作に期待して、本日の美人さん紹介とさせていただきます。


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