埼玉県ヘルプマーク普及大使 大谷美子さん「病気があっても前向きに諦めずに生きることが私の使命」

2022年8月29日にご紹介させていただくのは、今年1月に埼玉県のヘルプマーク普及大使に任命された大谷美子さんです。

美子さんは8年前に体中に激痛が走る病気「線維筋痛症」を発症され、今現在も病と闘いながらエステサロンの経営やデザイン会社の社外取締役、外資系企業の研修、さらにはモデル活動と多方面で活躍されている方。

そして仕事の傍ら、「線維筋痛症」への理解とヘルプマークの重要性を訴え続けてきた結果、今回のヘルプマーク普及大使に至ったとのことですが、改めて美子さんの人生の歩みとこれからの目標を教えていただきたく、手記を寄せていただきました。

埼玉県ヘルプマーク普及大使 大谷美子

昭和54年(1979)4月5日生まれ 43歳
シングルマザー歴10年

息子1人 (17歳)
トイプードル♀ 4歳
チワワ♀ 2歳

小さい時から人一倍手のかかる子だったと言わています笑

夜泣きはひどい、ご飯は食べない、 しかも病弱ということで親の手を借りて育ちました。

小学生1年の頃、 原因不明の高熱と吐き気、倦怠感に約2ヶ月襲われ学校も行けない程に。
当時の家庭訪問の際には、ベッドに横になりながら話を聞いていたのを覚えています。

でも、2年生に上がる頃にはすっかり元気になり、のびのびと学校生活を送れるようになりました。

幼少からクラシックバレエを習い、 中学、高校と新体操を習いました。

しかし、高校2年の時、体調を崩して入院。

きっかけは肺炎でしたが、その時の主治医に「あなたは膠原病になる可能性が十分にあるから要観察」と言われて、まさかその20年以上経ってから本当に現実になるとは….。

仕事は長い期間、 美容業界に勤め、秘書、広報、新店舗開発、大手エステサロン店長、エリアマネージャーを経験。

仕事は順調そのものでしたが、仕事量は増えるばかり。

シングルマザーとなって子供を最優先する事が難しくなり、起業を決意しました。

思い立ったらすぐ行動派なので、全力で準備に取り掛かりました。

退社の意志を伝えた3ヶ月後には完全予約制のプライベートサロンをオープン。

今年で9年目を迎えました。

マシンを使わないオールハンドの施術が好評で、予約はいつも満席。オープン当初から順調で、仕事が楽しくて仕方なかったです。

それまでは人を育成する立場が多かったので、自分がエステティシャンとしてお客様を美しくしていく過程がとても好きで。

皆さんそれぞれ、悩むことも違うし体質なども異なるからこそ、その方にとっての最善の道を示して差し上げることが心から好きだなぁと感じ、まさに天職だと思いました。

でも、サロンオープンから1年たった頃にまた体に不調が。

突然、全身に激しい痛みが走り、線維筋痛症との闘いは今現在も。

※線維筋痛症については、川越経済新聞に取材された記事がありますので、こちらをお読みいただければ幸いです。

線維筋痛症について
 
線維筋痛症は、まだ謎の多い病気。原因もまだ十分に分かっておらず、専門医でなければ診断も難しい。症状は全身に激痛が続いたり、強い疲労感や倦怠(けんたい)感を伴ったりするなど。

「痛みを感じる仕組み」に問題が起こることが原因とされている。激痛に苦しんでいるのに、画像診断や血液検査では原因が見つからず、何カ所もの医療機関を転々としても病名が分からず、診断までに何年もかかることがあるという。

実際、大谷さんも6年前に発症し、この病気と診断されるまで5年かかった。「大学病院などの大きな医療機関にも行ったが原因が分からず、8カ所の病院を転々とした。最後には仮病を疑われたり、麻酔科に回されたりと、原因不明の痛みや恐怖を理解してもらえずに本当に辛かった」という。

結局、自分の症状を一つ一つ、ネットで検索して線維筋痛症という病名にたどり着き、自分で専門医を見つけて受診したという。「今でも、専門医の先生からかけてもらった『5年もこんな痛みに耐えて、よく頑張ったね』という言葉を思い出すだけで涙が出る」と目を赤くする大谷さん。

やっと自分の痛みと苦しみの原因が分かったことと、初めてその辛さを理解してくれる医師に出会った時のことを振り返る。「30~50代の大人の女性に多い病気で、謎の痛みと闘いながら原因が分からず苦しんでいる働き盛りの人がまだたくさんいるはず。病気のことを知ってもらうことで、『もしかして』と同じ症状の人の気付きのきっかけになれば」と話す。

出典引用元:川越の輝く女性特集:第2回 大谷美子さん – 川越経済新聞

川越経済新聞

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日本の四季は素晴らしいけれど、体の痛みが辛く出るため、悩んで悩んで2020年5月に海外移住を予定していた矢先に、移住先がコロナでロックダウン。見通しがつかず、諦めざるを得ませんでした。

神様は日本からも脱出させてくれないんだと悔しくて辛くて泣きましたね。

この年に友達の勧めがあって、とあるミセスコンテストに参加。コンテストでは線維筋痛症への理解とヘルプマークの重要性を訴えました。

最初は知らない方がほとんどでしたが、ずっと普及啓発してきたことなので、徐々に知ってくれる方も増えて嬉しかったです。

そして、見事ファイナリストの10名に選んで頂けました。

現在は、線維筋痛症、慢性疲労症候群の診断を受けています。どちらも難病にはなっていません。 難病指定にするための活動もしていきたいと思っています。

闘病しながらエステサロンのオーナーとして人材育成を行い、またデザイン会社の社外取締役、外資系企業の新入社員の研修、芸能事務所に所属しモデル活動などを行っています。

そしてヘルプマークの普及をずっとしてきた事が報われて、今年の1月に埼玉県にヘルプマーク普及大使を創設していただきました。

現在は、仕事の他にヘルプマーク普及大使として、企業での講演をメインにSNSでの発信も引き続きしています。

今後もヘルプマークの普及啓発にさらに力を入れていくと共に、仕事でもトータルビューティーに関われるような体制にしていくことが目標です。

つい最近も、骨格診断のサポートができるようになったので、今まで以上に女性を美しく世に送り出せるように努めたいと思っています。

病気があっても前向きに諦めずに生きる。

起きてしまったことを悲観せずに、それを世の皆様に伝えながら前を向いて生きていくことが、母として女性として、そして私の使命だと思っています。


美子さん、本当にありがとうございました。「体調が優れない日が多くて、毎日少しずつしか向き合えません」という状況の中、丁寧な文章をいただき心から感謝申し上げます。

美子さんが病気のことや日々の想いなどを情報発信されているSNSアカウントはこちらになります。

美子さんは数多くのメディアで紹介されており、また自らも情報発信されていますので、こちらもぜひご参照ください。

第11回国民的美魔女コンテストファイナリスト大谷美子presents!

美子さんが普及啓発に励んでいるヘルプマークとは「障害や病気などが見た目からは分からない人が、支援や配慮を必要としていることを周囲に知らせることができるマーク」のこと。

自らの難病と闘いながら、苦しんでいる人のために活動を続ける美子さんに心から敬意を表するとともに、当編集部でもヘルプマーク普及活動に貢献できるような企画を考えたいと思います(50s.online編集部)。

50s.online編集部が考える“美人さん”とは『周りの人を元気にする大人の女性』。この新しい定義も広めたいと考えております。

「今日の美人さん」企画では、写真の掲載についてはご本人様からの了承を頂いております。画像・動画の無断使用は禁じられていますのでご注意ください。

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