2023年4月12日にご紹介させていただくのは、東京都世田谷区を中心に都内3か所で書道教室を主宰されている林令伊可（はやし れいか）さんです。
林さんは二年前の夏に「進行性変形股関節症」と診断され、その後の生活が一変されたとのこと。
変形性股関節症は関節軟骨の変性が進行し股関節の破壊や変形が進んでいく病気です。股関節の疾患や外傷によって股関節に障害を来たすと、関節痛や関節の可動域制限が出現します。病気が進行すると歩行障害が出現し日常生活が制限されるようになります。一旦変形が生じた関節を元に戻すのは困難のため、変形が高度になると保存的治療は限界となり骨切り術や人工関節置換術など手術治療が行われます。
その経緯を含めて林さんに手記をお願いしたところ、「自分の弱い部分を人に知らせるのは嫌いでずっと隠していましたが、皆さんの勇気になればという思いで初めて告白します！」と、快く承諾してくださいましたので、ぜひご一読ください。
林令伊可（はやし れいか）
貴司（たかつかさ）書道教室代表
経歴
私は厳格で教育熱心な家庭に育ちました。親戚も優秀な所謂名家というような環境の中で育ちますが、私は物心ついた頃からずっと窮屈に感じていました。
中学までは、学年でも全教科トップクラスの成績で学級委員や生徒会もやるような模範的優等生でした。
何でも頑頑らなければいけない環境で親からの期待も高く、正直なところは早く勉強から解放されたいと思う日々。
大学に入ってようやく解放感を得て、自分のやりたい事をどんどんしていったと思います。
デザインの専門学校、アナウンサーの学校、書道の学校へ通いプロへの道を模索し始め、プロゴルファーやダンスの先生にもなろうとスクールへ通ってみたり。
大学卒業後はトヨタの顔に選んでいただき、ナレーターモデルに。その後アナウンサーのお仕事もするようになりました。
結婚後は、専業主婦の時期を経て現在の書道教室を主宰するようになりました。
お教室を開くきっかけは、ママ友のお子さんに教えて欲しいとの依頼があり、そのお子さん一人から始まりました。
その後、カルチャースクール講師、出張講師もして、現在は自分のお教室メインでたくさんの生徒様が来てくださるようになりました。
書道教室をしていて一番の喜びは、シンプルに「生徒様が上手になること」です。
また、インディバ好きという理由から美容サロンも経営したいと思い立ち、40歳過ぎで自らインディバサロンの師匠を探して、１年間弟子入りをさせていただきディブロマを取得しました。
サロンの接客経験もないにも関わらず翌日から実践、大胆不敵だったと思います。
「思い立ったら、先ず行動から」が信条です。
これまでの最大のピンチ
今起こってる事、一つだけお話しします。
自分の弱い部分を人に知らせるのは嫌いでずっと隠していましたが、皆さんの勇気になればという思いで初めて告白します！
二年前の7月2日、立ち上がろうとすると股関節に激痛が走り、動けなくなりました。
レントゲンを撮っていただくと「進行性変形股関節症」という病気の診断を受けました。
最終的には、激痛で歩く事が出来なくなるそうです。目の前真っ暗で、絶望しました。
昨日まで、ジョギングもヨガもして運動三昧で、体型維持には大学生の頃から気を使い、知人からファッションのモデルも依頼される事もありました。
でも、その日から走る事は全く出来なくなり、夜は鈍痛が続くようになりました。
運動ができないという事は、次々とあらゆる部分に支障もきたしてきます。
辛いのは、周りからみれば、足の痛みや動けなさが分からないので、人混みでは避けきれずに人にぶっかったり、階段が登れなかったり、歩行途中で足が動かなくなる事もあります。
現在、リハビリとパーソナルトレーニングで週2回、 体の正しい使い方や、正しい筋肉の付け方、正しいス トレッチ法を学びながらトレーニングをしています。 使い過ぎでの凝りをほぐして、 筋肉を伸ばし、 正しい 部位に筋肉をつけて、いつまでもヒールを履いて姿勢 よく歩くためにです。
目には見えずとも、色々なご病気を抱えた方、共に頑張りたい気持ちです。
これからの夢＆希望
今後10年はお教室運営は続けますが、 後半は自分の 作品作りにも重点を置きたいと考えてます。 生徒様にも師範を取得していただき、 色んなタイプの お教室をどんどん運営されていく姿を見る事も楽しみで す。
今まで、 ずっと走ってきたので60歳になったらのんびり暮らしたい願望があります。 後、 我が家には面白可愛い娘2人いますが、一緒に世界食べ歩き旅行が夢です。
林さん、お忙しい中ありがとうございました。
林さんが主宰する書道教室では、幼稚園児から大人まで教えてもらえますので、興味のある方は林さんのSNSアカウント、公式アメーバブログからコンタクトしてみてください。
「目には見えずとも、色々なご病気を抱えた方、共に頑張りたい気持ちです」という林さんに心からエールを送るとともに、これからも林さんの動向に注目していきたいと思います（50s.online編集部）。
大学卒業後は、アナウンサーの仕事に就く。同時に、6才の頃より続けていた書道の正師範を取得し2004年貴司書道教室を開塾し…
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