癌サバイバー・佐野純さんの誕生日は8月20日。「いつも人生最後の日のように悔いなく過ごしたい」

佐野純

本日8月20日は、世界を駆け抜けて来た癌サバイバー・佐野純さんの62回目の誕生日。そのお祝いも兼ねて「今日の美人さん」としてご紹介させていただきます。

幼少の頃にご両親の離婚、思春期には壮絶ないじめも経験されたという純さんですが、今回は今現在、闘病されている中で思うところを手記という形で寄稿していただきましたので、ぜひご一読ください。

佐野純

私の誕生日は8月20日。私が最初のがんになったのは56才の夏、令和元年でした。入院して放射線治療が決まった時点で私がした事は、携帯電話をスマホに変える決断をした事。

ステージ0の初期だったので病気の事は全然心配しませんでした。入院して看護師さんにこんな綺麗な人が…と暗い顔で言われた時、初めて大変な事なんだと気づきましたが私ができる事は何一つ無く、唯一決めたのは先生方を信頼して自分で病気について勉強しない事。

新しいワンピースをパジャマがわりにして、ヘアアクセサリーも付けて毎朝眉を描く。とにかく綺麗にしていようと心掛けていました。

そして病院で両足首捻挫して車椅子になった時、一人の女性から「貴女を見ていて生きる希望が湧きました」と言って頂いた事からミセスコンテストに応募。

コンテスタントとして過ごしている時に2度目のがんの乳癌が発覚。そのコンテストは辞退し手術に挑みました。

とても悲しい時間が流れましたが、退院するとまた違うコンテストからのオファーがあり術後1ヶ月で次のコンテストへ。

充実した日々を過ごして、癌闘病中であっても絶望した事も無く心配もしていません。

今年また、肺がんが大きくなったと言われました。今回は治療を先延ばしにして食事療法中です。

今はやりたい事はやる。楽しむ、楽にする事をやっています。ただそれだけです。幸福を味わっている毎日です。次の理想は海外のどこかで好きな男性と幸せに暮らす事。

そして、私の元気な姿で誰かを無言にでも励げませるよう美しくあるように努めます。


純さん、お忙しい中ありがとうございました。

純さんはご自身のSNSアカウントで情報発信されていますので、こちらもぜひご参照ください。

「いつも人生最後の日のように悔いなく過ごしたい」と言う純さんに敬意を表するとともに、心からエールを送りたいと思います(50s.online編集部)。

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