川越のうなぎ屋「深井屋」の女将・房代さん61歳が歩んできた道のり

2021年12月7日の美人さんは川越で美味しいうなぎが食べられると評判のお店「深井屋」の女将・房代さん61歳です。

その慈愛にあふれたお姿から、順風満帆な人生を歩まれてきたのではと安易に想像していたのですが…。

簡潔にお話いただきましたが、その行間からは50代世代にとって懐かしくも苦々しい過去を思い出させる雰囲気が感じられ、同世代の方々は房代さんのお話でご自分の人生を振り返ってみてください。


●経歴をお聞かせください。

1960年生まれの61歳です。

幼少期は裕福でしたが、父がアルコール中毒を発症して働かなくなり、没落していく家庭から抜け出すために看護師になり、そして家出しました。

28歳の時に看護師を辞めて、うなぎ屋で起業3年目の夫と結婚。その後1女1男を出産しました。

店は狭山市で10年営業後、現在の川越、時の鐘近くに店舗付き住居を購入して移転しました。通算37年営業して現在に至っております。

●これまでの人生の中で最大のピンチは?

長男を出産後、若年性乳ガンに罹患しました。腫瘤は直径8センチになっており、遺書を書きました。

また、夫49歳、私46歳の時に夫が重度の脳梗塞で倒れ、右半身マヒの後遺症が残りました。

医師から「右手はもう動かない」と宣告され、店舗のローン残高2000万が残っていて、うなぎ屋存続の大ピンチでした。

でも、おかげ様で私もガンを克服し、夫も奇跡的に回復して、今もうなぎの仕込みは夫が全て行っております。

●これからの夢や目標をお聞かせください。

私どもの店「深井屋」をパワースポットにすることです。

お客様に美味しいうなぎを召し上がっていただくことで楽しいひとときを過ごしていただき、笑顔でお帰りになる一瞬に最高の幸せを感じます。

●「深井屋」のPRをお願いします。

合理化の進む昨今、職人の減少や技術継承の難しさ、うなぎの稚魚の減少等、たくさんの壁があります。

業界全体が機械化に移行してる中、「深井屋」では昔ながらの手作業でうなぎの仕込みは丁寧に一枚一枚、心を込めて作っております。

お客様の笑顔にお会いできることが生き甲斐となっている女将が、営業中は必ず店におりますので、川越観光の際には、どうぞお気軽にいらしてくださいませ。

スタッフ一同、笑顔でお待ちしております。


房代さん、お忙しい中ありがとうございました。房代さんが女将をしているうなぎ屋「深井屋」の公式サイトはこちらになります。

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美味しそうなうなぎと房代さんの優しい笑顔に魅かれて取材させていただきましたが、奇しくも房代さんの壮絶な人生の一コマを知ることになり、改めて人生とは深いものであると実感させられました。

でも、そんな過去の辛い出来事を全く想像させない房代さんの偉大さに心から敬意を表して本日の美人さん紹介とさせていただきます。

※「今日の美人さん」企画では、写真の転載についてはご本人様からの了承を頂いております。画像・動画の無断使用は禁じられていますのでご注意ください。