東京都内でヨガインストラクター・予祝講師として活動されているハピヨガさちこさんは、コロナ禍で乳がんを発症。その経験を通して人生を見つめ直したとのことで、その経緯を教えていただきたく、経歴を含めて手記にまとめていただくことが叶いましたので、ぜひご一読ください。
ハピヨガさちこ
はじめまして、幸子と申します。
都内でヨガインストラクターをしており、ギャラクシーオーシャンというモデル事務所に所属しています。
私の生い立ちは、自信がなくおとなしい子ども時代から始まりました。中学時代、新聞広告で見つけた「国民的美少女コンテスト」に応募し、最終選考まで残ったことをきっかけに、自分を表現する喜びを知りました。
その後、高校・大学時代にはモデルとして活動し、24歳で俳優を志して仲代達也さん率いる無名塾に入塾。日本各地で演劇活動を行い、舞台を通じて表現力を磨きました。
29歳で結婚し、2人の娘に恵まれ、母として新たな人生を歩み始めましたが、大きな転機が訪れたのは2020年のことです。
右乳房に乳がんが見つかり、全摘出と自家再建手術を経験。そして2024年12月、乳輪・乳頭の再建を終え、「元の身体」を取り戻しました。この経験を通して気づかされたのは、自分の中に深く根付いていた「自己否定」の存在でした。
女性であることを否定し、他者に責任を押し付けていた自分の思考癖……それが病気という形で私の前に現れたのだと感じています。
この出来事をきっかけに、自分を見つめ直し、日々の暮らしを改めました。現在はヨガ、食事、マインドを良質なものへと導く生活を大切にしています。
同じように悩みを抱える方々に、自分を見つめ、大切にする時間を提供したいという思いから、ヨガリトリートを企画しています。この特別な時間が、心身を癒し、新しい気づきの扉を開くきっかけとなることを願っています。
さちこさん、お忙しい中ありがとうございました。
さちこさんはご自身のSNSアカウントで情報発信されていますので、こちらもぜひご参照ください。
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