2022年10月21日にご紹介させていただくのは、埼玉県に住まいの中原裕美さんです。
裕美さんは恋愛や美容系のライターとして活動しながらトータルビューティーサロンも運営されていますが、これらに加えて農業も営なわれているという異色のキャリアの持ち主。
このようなキャリアを積むことなった経緯をぜひ教えていただきたく、その経歴を含めて裕美さんに手記をまとめていただきましたので、ぜひご一読ください。
中原裕美 Profile
●経歴
昭和50年(1975)5月生まれ 今年で47歳。
幼い頃から人が苦手。一人で遊ぶのが好きでした。
ずっと人が苦手だった私が初めて人に興味を持ち、内向的な自分を変えてくれたのは新体操でした。
「光の伝説」という新体操の漫画にハマり、人間とは思えない蝶の様に舞う姿に魅了されていきました。
しかし、残念ながら経済的、環境的問題で新体操を始められたのは16歳になってから…。
ようやく新体操が出来る!と心躍る私に現実は厳しいものでした。
ジュニアクラスに入った私は5歳児と共に練習をする日々。コーチの方が年齢が近いという現実…
それでも、新体操をやりたい気持ちが勝り、社会人まで続けていました。
この時の経験が、私を強く変えていってくれたのだと思います。
社会人になっても、新体操への思いは消える事はありませんでした。
何とか新体操を生かした仕事につけないか…奮闘しますが、何の実績もない私を雇ってくれるところはなく、23歳で新体操の道を諦める事になります。
やりたい事がない私は、会社員に戻りますが、そこで社内イジメに遭い自律神経失調症となってしまいます。
何も出来ず無気力な日々が続いたある日、転機が訪れます。
短大卒業後、入社した会社でお世話になった先輩がいました。
頼もしい社会の先輩でもあり、友人でもある彼女の結婚が決まりましたが、婚約者の浮気により破談に。泣き続ける彼女に提案したのは…
綺麗になって、もう一度彼の気持ちを取り戻す事。
けれど彼女は全くの美容ベタ。私は必死に彼女を会社のトイレで毎日セット、メイクする日々が続きます。
どんどん美しく変化していく彼女に驚き、楽しくて仕方がなかったのを覚えています。そして美しく変身した彼女は新しい出会いと幸せを掴んだのでした。
やりたい事も夢も失い自律神経失調症になった時、何故かこの出来事を思い出し、美容師になる事を決心をします。
もうすぐ25歳という、美容師を目指すには遅すぎるスタートでしたが私に迷いはなく、やりたい事が見つかった私は、水を得た魚のようにがむしゃらに美容の道を突き進んでいきます。
(美容師になるまでの道のり「ある恋の物語」ノンフィクション小説Ameba ブログにて掲載中)
そして2010年、美容室 髪結床を立ち上げ独立。
2021年、トータルビューティーサロンを設立し、今を尚、日々苦しんでいる女性達を美しく幸せになる為に邁進しております。
●人生の最大のピンチ
第二の人生として美容師の道を突き進んでいた矢先、大好きだった祖母の突然死。
久しぶりに訪れた祖母の家の家はゴミ屋敷に…。
祖母をゴミの中で死なせてしまった後悔。そして一番大切な人を美しく幸せにできていなかった事の後悔。私はまた未来を見失います。
「もう後悔したくない」
仕事を辞め、ゴミ屋敷となった祖母の家を元に戻す事を決心。
この家で美容室を開業し、祖父の側にいようと決めたのですが…
何十年も暗闇に包まれたゴミ屋敷の片付けはゴールの見えないフルマラソンのようでした。
そして何より辛かったのは祖父を取り巻く人間関係(後妻業、詐欺師、泥棒など)に悩まされてる日々。
警察、弁護士、民生委員などに相談しても祖父が訴訟を起こさない限り、解決策がありませんでした。積み重なる疲労で倒れ入院。
(「三田梅吉という人」ノンフィクション小説にて現在連載中)
今も、どうあの日々を乗り越えてきたのか所々記憶がありません。
私の人生はピンチだらけでしたが、この時は流石に諦めた方がいいのか悩み続けました。
●一番嬉しかった事
ゴールの見えないフルマラソンを終えてゴミ屋敷が、大好きだったあの頃の祖母の家に戻った事。
そこはずっと求めていたワンダーランドであり、私のお城「髪結床」をオープン出来た日を忘れる事はないでしょう。
●これからの夢&目標
日常に追われる女性達がいつでも美しくありたいと思い、美しく戻れるサロン。それを追求し続け、トータルビューティーサロンを設立しました。
日常で頑張れるほど女性はヒマではありません。ならば、日常に非日常を演出すればいいのです。
ドレスを身に纏う日、お姫様になれる日、女性達は懸命に美しくあろうとします。
トータルビューティーサロンでは女性が美しくあり続けるために、一生ウエディング、シンデレラタイムを日常化にする事を目指しています。
全ての女性達が美しく幸せであり続ける事が、私の夢、目標です。
裕美さん、お忙し中ありがとうございました。
手記の中で言及いただきました「ある恋の物語」は、裕美さんのSNSアカウントで発信されていますので、ぜひご注目ください。
※「ある恋の物語」エピソード1~150まではインスタグラム、「ある恋の物語~夏の思い出シーズン2~」からはアメブロにて掲載されています。
また、ノンフィクション小説「三田梅吉という人」は、今年の8月20日以降、裕美さんのインスタグラムで公開されています(2022年10月10時点でエピソード22まで更新中)。
異色の経歴を重ねてきた裕美さんが、これからもますます多方面で活躍されることを期待して本日の美人さん紹介とさせていただきます(50s.online編集部)。
中原裕美 age46💟美容/恋愛/美容ライター(ノンフィクション・フィクション小説)💇埼玉県で美容室(髪結床)の傍ら農業…
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