2021年12月16日の美人さんはシングルマザーへの養育費の未払い問題の改善を訴える都内在住のみきさんです。
ご自身も30代半ばで離婚され、その後のお子さんの養育費から元配偶者が逃げ回る状態が長年続いたという経験をされたとのこと。
コロナ禍も重なり、シングルマザーの苦境を各メディアで目にする機会が増えていますが、当編集部としてもぜひとも取り上げていきたいテーマでしたので、みきさんに取材せていただきました。
●経歴をお聞かせください。
昭和45年(1970)12月生まれです。
4歳下の妹がいます。昔から「お姉ちゃんでしょ!」と言われ、また両親ともに非常に教育熱心だったため、おっとり気質の私はいつも何かに追い立てられるような気持ちでした。
常に親の過干渉に苦しみ、これは後々、結婚後にパートナーとの亀裂を生んだ原因となっております。
18歳で親元を離れてから20代で結婚。30代前半で別居し、裁判で3年かかりましたが離婚成立。ここから自分の人生が新たに始まったと思います。
職業訓練校の運営に携わり、キャリアコンサルタントの資格を取得。今年の夏に勤め先を辞め、資格を生かしてひとり親支援に特化した事業を開始しました。
●これまでの人生の中で最大のピンチは?
2つあります。1つは元配偶者が養育費をまったく支払わなかったこと。私はもともと働いていたので経済的にはなんとかやっていけましたが、それでも我が子から理系の大学に進みたいと相談された時、私立にはとても行かせられないと悩みました。
2つ目は、2019年に髄膜炎を発症後、検査結果から指定難病を併発していることが分かりました。現在、生体肝移植待ちです。
私が死んだら進学したばかりの子供が路頭に迷うと思い、養育費の請求は度々していましたが、目の黒いうちに絶対回収する!と決意し、ついに!今年の春、雲隠れしていた相手を探し出して回収に至りました。離婚成立から約10年かかりました。
体の自由が利かない時期だったので歯がゆい思いでしたが、今までの成功体験の中で一番やりがいがありました(笑)。
●これからの夢や目標をお聞かせください。
経験をもとに、養育費の逃げ得を許さない社会を作りたいです。例えば日本の一部の市町村では実行されていますが、債権回収会社が間に入って養育費を取り立てています。
このようなシステムを行き渡らせたい。または罰則を厳しくするなどして親の巻き添えで子供が貧困に苦しむことのないような世の中をつくる手助けをすることをライフワークにしたいです。
そして自分の事業を軌道に乗せて、ひとり親の働く場所を提供していきたいです。会社の中に託児所や病児保育も併設したいですね。
夢はペットを飼うこと!わんこでもにゃんこでもオッケーです!
それから子供が今、台湾の大学へ進学しています。歴史が好きなので通訳してもらいながら2人で中国大陸などを旅したいです。パッケージツアーでは体験できないような、例えば家庭料理を習得するなどの文化交流をしてみたいです。
それから…素敵なパートナー募集中!
運気を上げてくれる人、スパイスを加えてくださる方、仕事も私生活にも影響を与えてくれる人と親しくなりたいです。
今年ミセスコンテストのファイナリストになり、とっても素敵な仲間が増えました。出会いは人生を豊かにしてくれるんだなぁと実感しました。もっと交流の場を増やしたいです。ですからパートナーは男女問いません!!
●同世代にメッセージをお願いします。
以前の私は50代は初老で、若造なんて相手にしないんだろうなぁ…と思っていましたが、自分がこの年代を迎えて好奇心はさらに旺盛になり、自己研鑽に励む仲間に影響されています。
ひとりで行動することや思いつくことには限りがありますが、素敵な先輩方を拝見し、日々気づくことが沢山あります。ぜひプラスになる行動や思いを沢山発信してください。ついてゆきます。
みきさん、お忙しい中ありがとうございました。
そして、みきさんが難病で生体肝移植待ちという事実を知り、かける言葉が見つからないというのが正直なところです。
同じ50代世代として、少しでもみきさんのお役に立てることを模索していきたいと誓い、本日の美人さん紹介とさせていただきます&ありがとうございました。
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