眼科医の上山恵巳さんは年間約300人を手術。白内障についてアドバイスも

今日の美人さん|上山恵巳さん

2021年12月14日の美人さんは富山県で眼科医をされている上山恵巳(かみやま めぐみ)さん52歳。子育てが一段落したのをきっかけにミセスモデルとしても活動を始めたとのことで、まずは恵巳さんの基本情報です。

恵巳さんは福井県出身で、富山医科薬科大学医学部(現 富山大学医学部)を卒業。大学病院や市中勤務で研鑽を積み、眼科専門医・医学博士取得後、平成23年(2011)5月に眼科クリニックを開業されています。

そんな恵巳さんに、ご自身のプライベートと40代50代女性へのアドバイスをお話いただきました。


●経歴をお聞かせください。

小学校低学年の時に妹を交通事故で亡くし、家族は悲しみのどん底でした。それをきっかけに人の役に立とうと医師を志しました。

一人っ子ではありますが厳しく両親に育てられたと思います。そのおかげで手前味噌ではありますが強く優しい人間になり、この仕事で大成できたと感謝しております。

●これまでの人生の中で最大のピンチは?

月並みではありますが子育てと仕事の両立です。勤務医の頃は夜間の急患呼び出しや当直、夫は脳神経外科医であり、私より多忙を極めていたので頼ることもできず、家庭内の事はほぼ一人でやり切りました。

今思うと心身ともに疲れ果て、医者の不養生のような状態で病気になる一歩手前の状態だったかもしれません。そんな時にオーソモレキュラー栄養療法を知り、自分自身で実践して効果があったのでサプリメントを取り入れた診療も行っています。

●これからの夢や目標をお聞かせください。

開業して10年経ちますが、年間の手術件数は白内障手術を筆頭に約300件です。今後の10年間もこの業績を継続し、地域医療に全力で貢献したいと考えています。

そのためにはまず自分が健康に留意して生活したいと思います。

プライベートでは子育てが一段落したので、トレーニング・クッキング・グルメ・美容など興味のあるもの一層極めてていきたいと考えています。

先日、モデル事務所にも所属しました。元々ファッションが大好きだったので、どんなお洋服もキレイに着こなせるようにポージングや所作を学び、ミセスモデルとしても成長していきたいです。

●眼科専門医として40代50代女性へのアドバイスをお願いします。

女性独特の年齢による体調の変化、更年期や加齢性の変化を感じながら仕事や家庭を両立させるのは誰にとっても容易ではないことです。無理せず健康的な生活をしましょう!

きれいなボディ・メンタル・目・肌・髪の毛、これら全ては充実した衣食住から生まれます。
また、過度なダイエットや美容医療に関しても注意が必要です。カラコンやまつ毛エクステ等でトラブルが起きる場合もあるので気をつけましょう。

我慢せず、心身のトラブルは専門医に相談することをお勧めします。


恵巳さん、お忙しい中ありがとうござました。

恵巳さんが手術する件数が最も多いという白内障ですが、年齢が上がるにつれて発症率が高まると言われており、我々中高年世代はぜひとも注意したいところです。

そこで、改めて恵巳さんに白内障について問い合わせしたところ、以下の返答をいただきました。

「白内障という病気は、加齢による変化で水晶体が濁ってくる病気です。症状は霞み・視力低下・羞明など。60代以降に顕著になる傾向がありますが、早い方では40・50歳代で治療を受ける方もいます。症状があれば早めに専門医を受診してください。中高年の皆様には症状がなくても年に一度程度の健診をお勧めいたします」

改めて「心身のトラブルは専門医に相談すること」、この恵巳さんの言葉をしっかりと受け止めて本日の美人さん紹介とさせていただきます&ありがとうございました。


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