料理講師歴21年の田口博美さんは親の看取りと介護を通して「人生諦めずにやりたい事に挑戦したい」

田口博美

自宅料理教室「assiette」を主宰されている田口博美さんは、大手料理教室の料理講師として21年のキャリアを持つ方です。

51歳の時にご両親の入退院と介護が重なったことで講師を辞められたとのことで、その経緯とこれからの目標を手記にまとめていただくことが叶いましたので、ぜひご一読ください。

田口博美

自宅料理教室「assiette」主宰
※assietteはフランス語で「皿」という意味です。

デコ巻き寿司マイスター
ジュニアフルーツマイスター
ヘルスフードカウンセラー2級
フィンガーフードコーディネーター
メディカルハーブコーディネーター

シミウス美魔女二期生

経歴

昭和42年(1967)7月26日
横浜生まれ。

学生時代は新体操やバレエに夢中になり、身体を動かす事が大好きな女の子。
興味のある事には夢中になる性格で、中学時代には新体操で県大会出場常連で3位入賞を果たす。

短大では栄養学を学び、食の大切さや健康と食の関連に興味を持つ。
この頃の学びが今の私に深く関わる事になる。

大手石油会社に勤務して、仕事の傍ら広報部の一貫として都市対抗野球チアリーダーを勤め、東京ドームなどで応援団を務める。

この頃は15時まで仕事をして、本社屋上で毎日チアリーダーの練習をする日々で真っ黒に日焼けしたOL。

その縁でノンプロ野球選手の主人と出会い結婚。
長女、長男に恵まれる。

ここでも興味を抱くと夢中になる性格から、子供達の健康な身体作りのため食事作りに興味を持ち、料理が得意なママとして自宅で友達に料理を教える。

より広く学びたいと大手料理教室の料理講師として21年務める。

人生最大のピンチ

子育てが終わり、自分の楽しみを見つけようと思っていた51歳の時。

父の入退院と母の介護が重なり、21年勤めた料理講師を辞めて介護中心の生活になる。

この後の2年間が人生の中で一番辛く、また自分の今後の人生を考える大切な時期だったのだと。

父は入退院を繰り返しその後他界。父との別れから母も認知が進み、家での介護が難しくなり私も体調を崩す。

母のホーム入居を考えてるいる時に息子から

『お母さんがおばあちゃんを大切に思うのと同じで、僕達もお母さんが大切。無理をしないで』

この言葉で母のホーム入居を決意。

これからの夢&目標

父の他界や母の介護を経て、後回しにするとやりたい事もできなくなる事もある。

自分の人生諦めずにやりたい事に挑戦していこうと決める。

自分の最期の時に良い人生だった、と思えるように。

父が自分の死を持って、好きな事ができる環境に感謝してできる事は挑戦しなさいと、教えてくれた。

昨年、自宅料理教室assietteを立ち上げ生徒様に食を楽しんで頂きたいと教室を開催。

料理教室を楽しんで頂く事はもちろん、日々の料理のヒントになったり、ご家族ご友人とテーブルを楽しく囲むきっかけになれたら嬉しいです。

生徒様とのご縁に感謝しながら、皆様とご家族の健康に役に立ちたいと思っております。


博美さん、お忙しい中ありがとうございました。

博美さんはご自身のSNSアカウントでも情報発信されていますので、こちらもぜひご参照ください。

自宅料理教室「assiette」のアカウントはこちらになります。

博美さんと同じような境遇の方も多いかと思いますが、博美さんのこの言葉を読者の皆さんに改めて強調して、本日の『周りの人を元気にする大人の女性』紹介とさせていただきます。
自分の人生諦めずにやりたい事に挑戦していこうと決めた。

自分の最期の時に良い人生だった、と思えるように。

●『周りの人を元気にする大人の女性』紹介企画では、写真の掲載についてはご本人様からの了承を頂いております。画像・動画の無断使用は禁じられていますのでご注意ください(50s.online編集部)。