2023年1月20日にご紹介させていただくのは、東京都在住のキャリア・メンタルコーチ小倉美紀さんです。
「大切な人も自分も大切にしながらも、望む未来に向けて頑張る女性の一歩を応援」するという美紀さんですが、どのような経験からこのような考えに至ったのかをぜひ教えていただきたく、経歴を含めて美紀さんに手記にまとめていただきましたので、ぜひご一読ください。
キャリア・メンタルコーチ 小倉美紀
●経歴
東京の下町出身の江戸っ子。建設業を営む両親のもとに生まれ育つ。小さい頃は祖父母や従妹家族と同じ敷地内に住んでいて、大家族でした。
年の離れた姉と兄がいたことと4月生まれだったこともあり、小さい頃は口が達者でませていて、親の顔が見てみたいと言われるような子でした。
地元の小学校では学級委員を毎年やり、成績も良くて自信に満ちた幼少期を過ごしていました。
そして学区の違う公立中学、公立高校へ進学。中学ではバスケ部、高校ではテニス部に所属し、一生懸命部活に取り組みました。
しかし、周りには自分より優秀な人達がたくさんいるという現実を知り、その頃から人と比べて自分に自信が持てなくなり、自己肯定感がとても低くなりました。
相手の気持ちを思いやりすぎて、はっきり物事が言えずに良い人を演じている自分がいて、自分軸を持てていませんでした。暗い青春時代を送っていたので、大学受験も思うようにいきませんでした。
1年浪人後に4年制大学の国際学部に進学。1、2年の頃はサークル活動やアルバイトに明け暮れていましたが、自己肯定感は相変わらずに低かったので、恋愛など全くうまくいきませんでした。
そんな自分が嫌で、変わりたくて、大学2年の夏休みに初めて海外ホームスティに挑戦しました。そのことがきっかけになり、海外旅行など色んなことに挑戦できるようになりました。
大学卒業後は一般企業に就職し、輸出の仕事に携わりました。アットホームで個性的な人達が多く、とても楽しいOL時代を送っていましたが、自分のネガティブな思考癖のために相変わらず自分に自信が持てませんでした。
30歳になり結婚の予定もなく、自分を見つめ直したいと思い、1年間の留学プログラムに参加を決意し、アメリカのシアトルでビジネス英語を学び、インターンシップを経験しました。色々な経験を経て視野が広がり、だいぶ自分らしく生きられるようになりました。
帰国後は再就職し、ご縁もあって結婚、出産し、2度の育児休暇を取得して正社員で働きながら幸せな日々を送っていました。しかし、想定外の出来事が重なり、暗黒時代に突入しました。
一つ目が2度目の育休中に、退職勧奨で職場復帰できなくて正社員の職を失ったこと。二つ目が次男が3歳まで発語がなく、全ての発達が遅くて悩み苦しんだ時期があったことです。
この二つの出来事がたて続けにあって、人生の暗黒時代に突入しました。
「何で自分ばっかり?」「自分の何が悪かったのだろう?」「最悪!!」と自分を責め、原因追及ばかりし、負の連鎖でした。
独身の頃と違って、家族がいるので長期の旅に出て人生をリセットすることもできませんでした。
その頃、思春期に入った長男や夫との関係性も悪化し、全てがうまくいかなくて人生どん底でした。そんなぐちゃぐちゃな精神状態でも、覚悟を決めて次男と向き合い、成長させるためにできることは精一杯取り組む日々を送っていました。
それと同時に、少しでも前向きに生きられるようになりたいと、コーチングや心理学、引き寄せ系の本を読みあさり、自分がしっくりきて必要だと思う考え方を自分の中に取り入れていきました。
コーチング講座も受講し、物事の捉え方やコミュニケーションの取り方を学んだことで、自己肯定感を取り戻し、少しずつ人生が好転してきました。
家族とのコミュニケーションの取り方を、ほんの少し変えただけで家族関係や日々の生活も驚くほど変わっていきました。
お仕事で大失敗をしても、人間関係でどうしてもうまくいかないことがあったとしても、自分はその経験から学び、成長する貴重な機会を得たのだと思えるようになりました。
また、家族との関わりも変わりました。まずは、相手の話を最後まで聴き、自分と考えが違っても否定しない。
自分の価値観を押しつける言葉がけが減ったことで、夫婦関係や親子関係が劇的に好転しました。
過去の私は、何か予期せぬ悪いことがあった時に、自分の何が悪かったのだろうとか自分が至らなかったからだと自分を責めて、原因追及ばかりしていたのですが、コーチングを学んでからは、一時的に落ち込んだとしても、気持ちの切り替えが早くなり、すぐに次の行動を起こせるようになりました。
そして、自分のことを後回しにしてまで、家族のことを優先して頑張ることをやめ、自分の趣味や学びなど好きなことに費やす時間を大切にするようになり、人生がとても充実していったのです。
今では、大切な家族をより大切にしながらも、自分も大切にし、自分らしく自分の理想の未来に向かって挑戦を楽しんでいます。
このような私の経験から、過去の自分と同じように変わりたくても変われない、自分の心の整え方がわからない、家族との関係性で悩んでいる、そんな女性達に寄り添いながら背中を押したい、応援したいと思ってコーチの資格を取得し、経理のお仕事をしながらコーチとして活動しています。
●人生の中で最大のピンチと一番嬉しかったこと
大学受験で失敗して1年間浪人したことと、10年間正社員として働いた会社に退職勧奨されて、正社員の職を失ったこと。次男が3歳まで発語がなく、全ての発達が遅くて悩み苦しんだ時期があったことです。
嬉しかったことは、1年間のアメリカ留学を無事に終えたことと、第1子を妊娠して初めて出産し母親になった日は感無量でした。
●これからの夢&目標
本当に大切な人を大切にしながらも自分を大切にし、望む未来に向けて挑戦できる女性、やりたいことを叶えていつも笑顔で周りの人も笑顔にしてしまう、そんな幸せな生き方ができる素敵な女性を増やしていきたいと思っています。
女性の中でも、特にママ達が元気になれば、家庭がパワースポットになり、子ども達もパパ達にも笑顔が増えて社会全体に幸せな人が増えて明るく元気になると確信しています。
そのために、現状を変えたいのに、何から手をつけていったら良いかわからない女性達を対象に自分らしさを取り戻すための自己対話術や望む未来に向かって1歩を踏みだし、目標達成できるようにサポートしていきたいと思っています。
美紀さん、お忙しい中ありがとうございました。
美紀さんはご自身の公式ブログでも経歴を公表されていますので、こちらも併せてご参照ください。
東京都杉並区在住、働くママのキャリアメンタルコーチング望む未来に向けて挑戦する女性を応援してるおぐらみきです!現状を変え…
また、YouTubeチャンネル「Re・rise Short Story」様でインタビューされている映像では、これからの夢や目標を詳細に語られていますので必見です。
【ストーリー概要】人生のどん底からキャリアメンタルコーチになられて、同じように悩みを抱えている女性やお母さんに伝えたい想…
女性を応援したいという美紀さんの想いがあふれるSNSアカウントはこちらになります。
「ママ達が元気になれば、家庭がパワースポットになり、子ども達もパパ達にも笑顔が増えて社会全体に幸せな人が増えて明るく元気になる」
美紀さんのこの素敵な考え方を、2023年初頭に読者の皆さんに強調して本日の美人さん紹介とさせていただきます(50s.online編集部)。
「今日の美人さん」企画では、写真の掲載についてはご本人様からの了承を頂いております。画像・動画の無断使用は禁じられていますのでご注意ください。