横浜天王町で「ヨガと薬膳の健康専門サロンfeeling」を主宰する石原せい子さんは、ヨガインストラクター歴15年。
薬膳講師としても6年のキャリアを積んでいるとのことで、コロナ禍ではオンラインでのレッスンにいち早く取り組んだとのこと。
そんなせい子さんにヨガや薬膳との出会いをぜひ教えていただきたく、経歴を含めて手記にまとめていただくことが叶いましたので、ぜひご一読ください。
石原せい子
ヨガインストラクター
薬膳講師～薬膳フードデザイナー
「ヨガと薬膳の健康専門サロンfeeling」主宰（横浜天王町）
お世話好きの子供時代
現在の仕事に繋がる「人のために何かをしたい」という想いは、小学生の時からありました。
弟が2人いたせいもあり、低学年の子が困っているとほっておけずにあれこれと世話を焼いていました。
不登校の同級生の家に行って一緒に学校へ行こうと誘ったり、クラスに馴染めない子がいたら一緒に遊んだり、よく言えば世話焼きだけれど悪く言えばおせっかい！？でした（笑）
小学校から大人になるまで友達に相談されることがとても多く、高校生の時からカウンセラーになりたいという夢を抱いていました。
日本空港ビルデングに入社し、羽田空港でお客様との関わりの中でコミュニケーション力が培われました。
その後西武百貨店に転職し、西武のスポーツクラブでフロント業務に就きました。
見学に来たお客様や電話での問い合わせでお話していると、不思議と人生相談をされることが多く、やはり誰かをサポートする仕事をしたいと、ますます強く感じるようになりました。
結婚し子供が生まれ、子育てをしながらボランティアで電話相談業務をしたり、不登校の親の会のお手伝いなどをしていました。
そんなある日、たまたま行ったヨガのレッスンでヨガの世界に魅了され通い始めることに・・・。
ヨガはもともと哲学から始まったことを知り、さらに深く学びたくなりトレーニングを受けました。
「ヨガを教えることも学びだ」という師匠の言葉がきっかけでヨガを伝え始めた時、ヨガというツールを使って人の心と体のサポートができるんだと気づきました。
そこからたくさんのご縁でレッスンが増えていき、気がつけばヨガ講師として15年近くレッスンをしています。
薬膳との出会いは、ヨガがきっかけで中国人の講師と出会い中医学に興味をもったことから始まりました。
中国の薬科大学と姉妹校の日本の大学で学んだり、本を読んだり、講座を見つけては学び続けていました。
それから薬膳専門料理教室food and lifeで、食事で体と心を整える「薬膳」の基本を学び、薬膳の素晴らしさをたくさんの方に伝える為に薬膳フードデザイナー認定講師となりました。
薬膳講師としてもキャリアを積み6年になります。
小学生の頃から抱いていた「人のために何かをしたい」という想いを何十年とブレずに温めきたおかげで、ヨガと薬膳に出会うことができました。
遠回りをしましたが決して無駄なことは一つもなく、むしろその経験が活かせる仕事だと思っています。
ヨガの生徒さんをはじめ様々な方から体や心の相談を受けますが、ヨガと薬膳を通してサポートできることは最強だと感じています。
そしてこの２つを武器に、念願だった「ヨガと薬膳の健康専門サロンfeeling」を昨年横浜にオープンしました。
サロンではヨガはプライベートレッスンのみ。一人一人と向き合って、不調改善のため、心身を整えるために薬膳からのサポートもしています。
薬膳は薬膳料理教室、薬膳茶教室、薬膳フードデザイナー資格認定講座、体質改善カウンセリングを行っています。
最近では本人だけでなく、ご家族のカウンセリングも増えてきました。
また、輝く女性をサポートするために、まだ一歩踏み出せないあらゆる分野の講師たちの講座も開催しています。
学ぶだけの場ではなく第3の居場所、癒しの場としてたくさんの方にサロンを活用して欲しいと願っています。
最大のピンチはコロナ禍
コロナで生徒さんと会えなくなり、今まで長くヨガや薬膳を継続してきた生徒さんの習慣が途切れてしまう！というのが最大のピンチでした。
何の知識もなかったzoomの存在を知り、とにかくオンラインでもいいからレッスンしなきゃ！といち早くオンラインのレッスンをスタートさせました。
たくさんの生徒さんがコロナ禍の間も継続してヨガや薬膳のレッスンを受けてくれました。
ヨガも薬膳も習慣化することが大切なので、それがオンラインで叶えられたというのは最大の気づきでした。
「外出できず不安や心配でメンタルがダメになりそうな時も、ヨガのレッスンがあったお陰で元気でいられた」
「オンラインでも先生や他の生徒さんたちと繋がっていることで安心できた」
「変わらずずっとレッスンができて本当によかった」
そんな言葉が1番嬉しかった！
ピンチはチャンスを生むってことを実感した大きな出来事でした。
ヨガと薬膳をツールに明るい未来を
現在サロンにお越しいただいているヨガの生徒さんや薬膳料理教室の生徒さんは、だいたい40代～60代の女性たち。オンラインレッスンでは80代の女性も元気にヨガを楽しんでいます。
今まで仕事をしながら家族のため、子供のため、さらには親の介護に頑張ってきた女性は自分の優先順位は一番あと。そんなある時、自分の不調に気づきます。本当は気づいていたけど見ないふりをしてきたのかもしれません。
病院へ行っても原因がわからない。何がいいのか何をすればいいのかわからない。薬には頼りたくない。
これから元気に過ごせるのか将来が不安。そんな女性たちが心身を整えるために、ヨガや薬膳を楽しみながら続けています。
決して年齢で諦めないこと。
不調を何かのせいにするのではなくちゃんと自分と向き合うこと。
心を解放して自分に優しくすること。
そんな意識をもってヨガや薬膳を習慣化していくと、生徒さんたちの体や表情がどんどん変わっていきます。
心や体が元気になると、さらに次のステージで頑張ることができたり、楽しみを見つけたり、日々の生活が充実してきます。
人生100年時代と言われている今、何かに頼るのではなく自分の力で自分に合った健康美を作っていくことが大切です。
まだヨガや薬膳に出会っていない方やはじめの一歩を踏み出せていない方にも届くように、これからも発信し伝え続けていきたいと思います。
これからもヨガと薬膳をツールに明るい未来を生徒さんと一緒に築いていくことが最大の願いです。
せい子さん、お忙しい中ありがとうございました。
せい子さんはご自身のSNSアカウントでも情報発信されていますので、こちらもぜひご参照ください。
「これからもヨガと薬膳をツールに明るい未来を生徒さんと一緒に築いていくことが最大の願い」と言うせい子さんの活動に心から敬意を表するとともに、これからもせい子さんの動向に注目していきたいと思います（50s.online編集部）。
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