美欧さんはロンドン在住のシンガーソングライター。7月9日に渋谷で15周年記念ライブ開催予定

美欧

美欧さんはロンドン在住のシンガーソングライター。7月9日に音楽活動15周年の記念ワンマンライブを渋谷セルリアンタワー内のライブ会場で行うとの情報を得て、改めてこれまでの人生の道のりとこれからの目標を教えていただきたく、美欧さんご本人に手記にまとめていただくことが叶いましたので、ぜひご一読ください。

美欧-MIOU シンガーソングライター

東京都出身
ロンドン在住11年
音楽活動15年
30か国50都市で公演

2011 Fashion Asia Award
Grand Prix in Singer Category as Asian Top Fashion Singer of the Year in Dalian (China)

2014 Asia Pacific Inspirational Women Award-Diamond Queen Award at Singapore Island Country Club (Singapore)

母の心の病と父子家庭生活

兄二人を早産で失っていた両親の元に三度目の正直で東京で生まれました。

もともと裕福な家庭でしたが、私が3歳の時に母が心の病を患いました。依存心の強い母で、物心がついた頃から母娘逆転して、私は母に頼られて生きてきました。

母は入退院を繰り返していたので、父との父子家庭生活が長かったです。

小学校2年生の途中で品川区の武蔵小山というところに引っ越しをしました。

そこでは、家の隣がパチンコ屋さんでギャンブル好きな父を迎えに毎日のようにパチンコ屋さんに行き、外食中心の小学生時代を過ごしました。

小学校3年生の頃に、父が会社を辞めて雑貨店を始めましたが経営失敗。

父のギャンブル好きとも重なり、この頃から我が家の経済が一気に困窮しました。

また、父は怒るとかなり激しい暴力を奮う人でした。躾の一環だと思っていたのでDVと感じたことはありませんでしたが、今思うと度を越した暴力でDVだったのかもしれないと思います。

しかし父の愛情をしっかり感じていたので、暴力がトラウマになることはありませんでした。父が大好きでした。

私が中学校3年生の時に、父がクモ膜下出血で倒れました。奇跡的に回復しましたが、私が高校2年生の時に父が事故に遭うなど心配な日々が続きました。

その後、私は大学に進学しましたが、私が入学してから程なくして父が失業しました。

経済的に苦しい学生時代だったので、お金のためにいろいろなことを諦めていました。

母の病気のこと、家庭の貧困などで、なぜ自分ばかりがこんなに不幸なのかと、自分の人生を恨んでいました。

最愛の父を亡くした時に家もお金も家族も全てを失い、人生の希望を失いました。

実際に父の後を追って命を断とうともしました。しかし、すぐに考え方が変わりました。

最愛の父の死を目の当たりにして、「人生は泣いても笑っても一度きり」と痛感し、人生に貪欲になりました。

そこからはやりたいと思ったことには全てチャレンジしました。

大学では教育学を勉強し、塾の講師をしていました。

大学卒業後は看護学校に学士入学をしました。しかし学校の体質が合わず、看護学校を休学、中退しました。

その頃から初めて英会話の勉強を開始し、バックパッカーとしてアメリカ横断等、海外一人旅に出たりするようになりました。

英会話を習得して、世界を見てまた運命が大きく変わりました。

2006年には海外のミスコンテストに日本代表として出場する機会に恵まれ、2008年に20代後半で和洋融合をモチーフにした音楽活動を始めました。

2012年からロンドンに移住し、現在ロンドン在住11年、ここを拠点に音楽活動をしています。

世界中を歌って回るのが夢!

世界遺産で歌うのが夢!

能舞台で歌うのが夢!

と始めた音楽活動で3つ全ての夢を叶えることができました。

20代後半で初めて心から生きがいと呼べる夢に出会い、これまで夢に情熱を注いできました。

今年でそんな音楽活動も15年目となります。

20歳の時の喪失体験

これまでの人生の中で最大のピンチは、やはり20歳の時の喪失体験です。

父の死の後に遺産はゼロ、賃貸だった実家を失い、母が入院し、頼れる親戚もおらず、一度にいろいろなものを失って、生まれて初めての一人暮らしを始めました。

アルバイトを掛け持ちして家賃や光熱費、学費を自分で賄うようになりました。

自立を強いられた環境で天涯孤独な20代を過ごしましたが、孤独と同時に”自由”になりました。

海外一人旅やバックパッカー、大学卒業後の看護学校進学など、父が生きていたらできなかったことだと思います。

頼れるものがなかった代わりに、独身時代は自己責任のもとで自由に生きることができました。

人生最大のピンチでもあり、自分にとって人生最大のギフトでもありました。

全てを失って、何もなかったからこそゼロから自分で自分の道を拓く力を養うことができました。絶望的な状況からも人生を好転させることができました。

癒しを与えられるような曲を創り、表現していきたい

私は和洋融合をモチーフにした音楽活動をしていますが、自分自身、実はもともと和のものが好きではなく、日本の伝統文化や伝統芸能というものに興味がありませんでした。

私の母は昔、お箏の先生だったのですが、子どもの頃には全く興味がありませんでした。

大人になって英語を勉強して、海外一人旅やミスコンテストなどで国際交流の機会が増えたことで、自分は日本人なのだという意識が強くなり、世界の中での日本人や日本文化の個性や独自性というものに少しずつ興味を持つようになりました。

私が特に和洋融合に興味を持つようになったきっかけはエレキ三味線を見た時でした。

私ももともと興味がなかった人間の一人として、かつての私と同じように未だ伝統文化等に興味のない日本人の方々にも興味を持って頂けるようなきっかけ作りがしたいと思っています。

そして伝統的なものを現代に馴染む形に掘り起こしたいと思っています。

開国後の和魂洋才の精神で世界の素晴らしいものを取り入れつつ日本人としてのアイデンティティーを守りながら世界と繋がっていきたいです。

日本の新と古の出会い・和と洋の融合(クロスオーバー)が私の音楽のテーマです。

音楽表現を通して伝統と現代、日本と世界のブリッジになることが私の夢です。

20代後半と、始めたのが遅かった音楽活動でしたがこれまでの15年間でも本当にたくさんの夢を叶えることができました。

コロナ禍に出産して母となり、育児と仕事の両立に奮闘中ですが、娘にも私が夢に情熱を注ぐ姿や夢を叶える姿を見せたい、背中を見せたい、と思っています。

これからも年齢に捉われずに、ライフステージが変わってもいろいろなことにチャレンジしていきたいと思います!

まだまだ世界中を歌って回りたいですし、日本国内の世界遺産で歌うことも夢ですし、寺社仏閣や能楽堂でライブをすることも夢です。

より多くの方に喜んでいただける、勇気や元気、癒しを与えられるような曲を創り、歌って表現していきたいです。

そして普段、和のものに触れる機会の少ない方にも新感覚の和を体感して頂きたいです。

当面は今年の7月9日に15周年の節目のワンマンライブを予定しているので、そこに向かって全身全霊で最高のライブにするべく全力で邁進中です!


美欧さん、お忙しい中ありがとうございました。

美欧さんの15周年記念ライブにつきましては、美欧さんがツイッターで告知されていますので、ご参照ください。

【7/9(日)美欧-MIOU 15周年記念ライブ/MIOU 15th Anniversary concert in Tokyo】

●会場
ジェイジーブラット サウンドオブトウキョウ 渋谷セルリアンタワー2F

●公演時間
17:00 開場 open
18:00 開始 start
20:30終演 end

●出演/Cast
美欧(Vo.)
磯村由紀子(Pf.)
小池摩美(箏/koto)
壱太郎(和太鼓/wadaiko)
神井大治(三味線/shamisen)

Arther(MC)

主催/Organizer:Japan Global Promotion
後援/Support:Music for SDGs, 日本伝統文化振興財団(ビクター)

●ミュージックチャージ(税込)/Ticket
前売り5000円/JPY 当日5500円/JPY

●ご予約 How to book
JZ Bratにて
お電話/Tel 03-5728-0168
(受付時間平日/Booking Time14:00-21:00)

web(24h受付/24h available)
※下の画像をタップすると、予約画面にジャンプします。

美欧さんについての情報は、以下の公式サイトを含めて各種SNSアカウントでご確認ください。

●公式サイト(画像をたっぷするとジャンプします)

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Japanese singer and songwriter. Top Asian Fashion Singer of …

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ご苦労された過去を感じさせないチャーミングな美欧さんには、ぜひとも世界的なディーバになっていただきたいと期待を込めて、本日の『周りの人を元気にする大人の女性』紹介とさせていただきます。

●『周りの人を元気にする大人の女性』紹介企画では、写真の掲載についてはご本人様からの了承を頂いております。画像・動画の無断使用は禁じられていますのでご注意ください(50s.online編集部)。