「今日の美人さん」手記執筆をお願いした時期に、乳がんの告知を受けたという宅録ナレーター・マナー講師の髙田怜加さんのご紹介です。
原稿を送っていただいた直後に右胸の全摘手術を受けたとのことで、その辺りの経緯を含めて書いていただいておりますので、ぜひご一読ください。
髙田怜加
生まれは福岡。父、夫の転勤や進学に伴い、兵庫、愛知、京都、鳥取、島根、岡山と、これまで7都道府県に住みました。現在は兵庫県宝塚市在住です。
4歳からピアノを習い、音大を目指すも高校3年生で進路変更し、同志社大学商学部に進学しました。
学生時代は、DSB同志社学生放送局に所属。学祭でDJをしたり、テレビ局のお天気キャスターや「北野をどり」の影アナウンス等、声関係のアルバイトを経験しました。
卒業後は、福岡ドーム(現・みずほPay Payドーム福岡)のドームクイーンとして、球場マスコットガール、バックステージツアーガイド、総合案内所受付を経験しました。
その後、大学時代からお付き合いしていた先輩と結婚し、転勤族でもできる仕事をしたいと思い、ドームクイーン時代に習っていたメイクを勉強しました。
メイクの資格(IBF認定国際メイクアップアーティスト)を取得後、カルチャーセンターや派遣会社、高等学校にてメイク講師を務めました。
メイク講師として活動する中で、外見だけでなく立ち居振る舞いや内面の大切さを実感し、マナーの必要性を感じました。
また、色によって印象が大きく変わることに気づき、パーソナルカラーにも関心を持つように。こうした気づきから、マナーとパーソナルカラーの資格を取得しました。
家庭では、不妊治療の末、結婚9年目に妊娠・出産しました。
育児中心の生活の中、子育てサークルでママ向けのメイクレッスンをしたり、ママ友さんにパーソナルカラー診断をするなど、自分の「好き」を活かして少しずつ活動をスタート。
その後、小さな自宅サロンを開き、本格的にパーソナルカラー診断やメイクレッスンの提供を始めました。
イメージコンサルタントの資格も取得し、活動の幅を広げようとしていたところに、コロナ禍に入り、息子の中学受験も重なり、一時は中断したりもしましたが、その間にマナーのスキルアップをしたりして、少しずつ活動を再開しました。
また、11年ほど前からコンサートなどの案内や影アナウンス、司会などを行うレセプショニストとしても有償ボランティアで活動しています。
昨年から学んだ宅録ナレーションも、まだ少しですが仕事としてスタートしました。
●最大のピンチ
まさに今です! 1ヶ月前に初期の乳がんを宣告され、明後日入院して全摘手術を受ける予定です。とてもショックではありましたが、立ち直りが早く、前向きに治療に臨もうと思っています。
●嬉しかったこと
乳がんになり、家族や周りの方々に温かさに触れることができました。沢山の愛を感じることができたことは、私の人生の中での大きな宝物です。
●これからの夢&目標
これまでの経験や学びを活かして、同じ病を経験された方々が、自分らしく前向きに、そして心豊かに日々を楽しめるようなサポートができたら…それが私の夢です。
マナー、カラー、話し方などをトータルで学びながら、内面と外見の両面から輝きを引き出す、そんなスクールを立ち上げる準備を進めています。
怜加さん、大変な状況の中、本当にありがとうございました。
怜加さんはご自身のSNSアカウントで情報発信されていますので、こちらもぜひご参照ください。
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